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#twnovel@SIREN

良崎(@kanfrog)のツイッター小説などまとめブログです。

赤ずきん

略)おばあさんを狼に食べられた少女は復讐の鬼と化しました。少女は激情にまかせて狼を殴り付け、頭巾は返り血で真っ赤に染まりました。狼は「赤い頭巾……末代まで呪ってやるぜ……」と言って事切れました。それ以来少女は赤ずきんと名乗り、「狼一族を根絶やしにするまでお使いからは帰らない」と誓(字数)

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ごんぎつね

略)ごんは長年の苦労の末、低コストかつ高品質の鰻の養殖に成功しました。鰻ビジネスが軌道に乗り、経営に熱中するごん。しかし成功をおさめてからも、心の奥ではある疑問が常に渦巻いていたのでした。「あれ……おいらは、何のために鰻を育てようと思ったんだっけ……?」

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No.114 ツイノベデー「熱」

氷枕でアイスを食べながら、雪女は言った。「暑い暑いって騒ぎすぎよ」「冷凍庫閉めろ」「やだ」「風呂に氷浮いてたぞ」「知らない」「しらを切る気か?」「ごめんなさい! ドライヤーはやめて!」項垂れた彼女をそっと抱き締める。「人間ってほんと熱い」「溶けるなよ」「馬鹿」

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No.113

桜吹雪を眺め、隣の人外がぼやいた。「もう散っちまうとはね」「でもすごく綺麗だよ」「遺される方はどうすりゃいい。お前も俺を置いて逝くんだろ?」真顔で尋ねる彼に、私は精一杯の笑顔で言い返す。「あんたの寿命が縮むほど楽しく過ごさせてやるんだから」おお恐い、と彼も笑う。

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No.112 エイプリルフール→4月2日

「僕、せんせーのこと好き」「もっと上手い嘘をつきなさい」日付が変わったのを確かめ、もう一度。「せんせ、大好き」「またそんなこと」「嘘じゃない」「からかわないの」軽くあしらう彼女を強引に押し倒し、囁く。「本気だって言ってんだろ」「嘘だったのね、子どものフリは」

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No.111

「ごきげんよう」何故かエプロン姿の先生に、反射的にごきげんよう、と答える。「その言葉遣いは」「君から貰ったエプロンの有効活用にな。今日の俺は君の執事だ」なるほどそういう設定か。「私は何をすれば――」「今日一日、おとなしく世話を焼かれなさい。……さて、お嬢様。珈琲はいかがですか?」

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No.110

「儂は獣じゃ。人のことは知らぬ。だから訊く」彼女は珊瑚色の頬で言う。「お主と同じ物を見聞きしたい。触れ合って一緒に過ごしたい。これを人は何と呼ぶ?」「友情では」「違う、気がする」「僕も、分かりません。せめて、お望み通りに」僕は敢えて名付けず、ただ彼女の手を取る。

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No.109

美少女型精密機械が僕にチョコを手渡す。バレンタインの趣旨を理解してなさそうな無表情だ。「レシピ通りではないのですが」「上手くいかなかったの?」「愛情の入れ方が分からなくて」ほんの微か、薔薇色に色付く彼女の頬。「どのように入れるのか、ご存じですか」「今、貰ったよ」

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No.108

「まったく、鬼とは損な生き物じゃ」角をさすりながら彼が帰ってきた。年に一度とはいえ大変なお仕事だ。「うちは鬼は内、だよ」「そう言うてくれるのはお主だけじゃ」彼は牙を煌めかせて笑う。「さて、食うぞ」「年の数だけね」鬼は、では儂は三百個じゃな、と炬燵で豆を頬張る。

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No.107

美少女のなりをした人型機械は人生勉強中。カラオケの採点結果を眺めていた彼女が呟く。「こぶしとはどういうものですか」「音が震えてさあ」「ビブラートとは違うのですか」困った僕は彼女にCDを貸した。「こぶしとは素晴らしいものですね」彼女の趣味は演歌観賞になった。

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